24人が本棚に入れています
本棚に追加
「みかん!!!」
「ふぇ!?」
なんだよふぇって。私を呼んだのは、誰よりも愛おしい玲斗先輩…ではなくあのうるさいでおなじみの蟻…おっと失礼。在田だった。
「何でみかん呼びすんの。キモ過ぎて鳥肌なんだけど」
これを言ったのは断じて私ではない。もちろん秋華だ。
「え…何で?ヤダ」
「お前じゃないとダメなんだよ!!」
「「お題何」なのよ?」
「…」
「おい」
急に、上から声がした。
「え!?先輩!?」
玲斗先輩が不機嫌そうに私たちを見下ろしていた。
「みかん、これは浮気?」
「違いますよ!!」
最初のコメントを投稿しよう!