占い師の真偽

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占い師の真偽

メアリー「おはようございます…。今日も始まるんですか?」 (もう聞きたくないと思っていても、平和があればと一縷の想いをかける) アンナ「残念だけど…。そうなるわ。今日はロディーが無惨な姿で見つかった」 メアリー「そんな…。怪盗は守りきれなかったのね。」 アンナ「狩人が霊能の私を守るなら、彼は無防備になる。ロディーには謝っても足りないわ…。」 アンナさんも悲しげに顔をふせる。 ニック「まだよかったじゃないか。パン屋だしな。狩人が死んだら痛手だが、まだ何とかなる」 クリス「まあそうだな。恋人も居なくなった…。なら後は狼だけだ」 (なぜ、そんな軽々しく言えるのだろうか。 沢山の人が死んだというのに。) メアリー「死んだ人の為にも、早く終わらせないといけないですね。」 (彼らの犠牲を無駄にしてはいけない。私たちは責任がある。 死なせてしまった償いを) ジェイ「占い結果を教えてくれないか?そろそろ」 アンナ「そうね、アーニー結果はどうだった?」 (黒が出ますように。) ニック「ちょっと待ってくれ!皆に伝えたい事があるんだ。俺が占い師なんだ。 昨日は潜伏していたが、黒を見つけた。 マイクが人狼だ。」 アーニー「結果はメアリー白だよ。」 メアリー「え?今から占い師がでるの?」 (白はよかったが偽に出された可能性がある) そう思うと複雑な気持ちになる。 それよりも対抗に出てこなかったニックの占い師宣言に驚きを隠せなかった。 アーニー「ニック。昨日出なかったのに今日出て偽だろ。」 (そうなんだろうか?偽であるなら、ここで出る意味が見いだせない) メアリー「でも、黒なのよね?霊能はアンナさんで確定しているから、なら色味はできない?」 とりあえず、提案してみる きっと悪くない案のはずだ アーニー「色味するの!?マイク黒?こんな遅く出たニックの事を信じるの?」 アーニー「だって狼は、まだ出てないのに身内切りするはずがない、 だってそんなメリットはないはずなんだ。 訳がわからないよ。」 彼は錯乱気味に話を重ねる (偽なんだろうか。アーニーは。) (それに色味なら占いの真偽もわかるし、あと1で狼は終わる。そうしたら私も生きて出られる。)
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