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二日目の話し合い
あきらかにスーザンは黒く見えなかった。
だとしたら、狼に殺されてしまうかもしれない
アンナ「どうしよう…どうしたら。」
部屋に帰って来た後も私に後悔が襲いかかる
「ああ、お願い。村目なんてとるつもりはなかったの!だから、どうか私を噛まないで、狼」
祈ってどうにかなるものでもないのに声が漏れる
誰でもいいから頼りたかった。
「お願い!私は私のままでありたい」
震えながら祈り続ける
それでも睡魔は否応がなく私をさらっていく
いつしか、私は夢の中に落ちていった。
「う、うーん。朝? 私は生きてる。良かった」
朝の微かな日の光で目がさめる
ほっと胸を撫で下ろした
「今日も、議論にいかなくてはならないのね。生きて……私は」
どんよりした気持ちを振り払って、ロビーへと降りていった
アンナ「おはよう、みんな」
疲れを隠して明るく声をかける
クリス「ああ、そうだな」
マイク「アンナ!無事で良かった。昨日は調子が悪そうだったが大丈夫か?」
彼が私の元にかけよってくる
アンナ「うん、おはよ。良かったよ本当に」
彼がいれば自然と笑顔になれる
私はマイクの事が好き。
ずっと一緒にいたい、
クリス「今日犠牲になったのはニック、ローラの二人だ」
アンナ「二死体?魔女かしら?毒殺って話だったけれど」
ここまでで死んでしまったのが市民側なら、もうこの場はランダムPPとなる
(こわい、私を殺さないで……。でも、きっと大丈夫。まだなんとかなるかもしれない)
手にふと誰かのぬくもりを感じる
マイク「大丈夫だ…。不安だよな、でも俺がいる」
(ああ、マイク。本当に貴方には助けられてばかり、貴方がいれば私は前を向ける。
大丈夫)
アンナ「うん。私、弱虫過ぎたわ。ほんと、らしくないね、頑張るよ」
マイクに笑いかける
彼も私を見ていて無言が続く
私も目をそらすことは出来なかった
この時が永遠のように感じる
マイク「そうか……。無理しないでくれよ?俺の方が心配のしすぎで倒れるわ」
少しだけ明るい気持ちになれた気がする
彼なりのジョークなのだろう
優しさが溢れていた
アンナ「ごめんって、もう。手をかけさせないから」
マイク「本当か?そうしてくれないと俺の身がいくつあっても足りないから頼むぞ?」
アンナ「そうね。時間も少ない事だし議論しなくちゃね」
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