第一話 歪んだ恋

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「ねぇ、君」 僕は声をかけた。振り向く女性。 ?「何ですか?」 「あっ、あ… 時間良いですか?」 何と粗末な誘い方、今思うと情けない。 だけど、彼女は動いた。 ?「は、はぁ。」 「じゃあ、そこの喫茶店で…」 彼女は困惑しながらもついてきた。 僕はコーヒーを、彼女はカフェラテを頼んだ。 「…家近くなの?」 ?「え?えぇ」 「僕もなんだ、最近引っ越してきてね、近くを散歩してたら…」 ?「はぁ」 店員「お待たせしました。」 「………。 あ、さぁ。飲んで飲んで…」 ?「…。で…」 「…いや、ちょっとね… こんな時間だし、女の子一人だけってのは最近物騒で、危ないなって思って…」 ?「アナタの方が危ない感じがする…」 「僕が?ま、夜道散歩して、女の子に話しかけお茶してる…確かに怪しいねwww」 ?「っ、ちょっとお手洗いに…」 「そ、いってらっしゃい♪」
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