第1章:第二次世界大戦の始まり

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『誠司、悠斗聞こえる?』 翔がグループチャットで話しかけてきた。 『ああ、聞こえてるよ。』 『とりあえず二人と合流したいんだけど、どうすれば良いかな?』 『うん、俺もそれを言おうと思ってた、俺と悠斗は今宮城にいるから、天皇から翔に遣いを送るわ。今、翔はどこにいるんだ?』 『今は海軍省の執務室にいるよ。』 『じゃあ、そのまま待ってて。』 『了解』  悠斗が侍女を呼んで翔に遣いを送るよう指示し、これから翔が来るから3人分の昼食を用意するように頼んでいたから、ついでに控室で待機している木村少尉にも同じ昼食を運ぶようにお願いした。 約40分ほどで翔が到着して、感動の再会を果たしたところで、このまま昨日と同様に執務室の会議用テーブルで3人で昼食を取ることになった。今日はご飯、餃子、棒々鶏、卵スープ、ザーサイという中華料理やのセットのようなメニューだった。天皇って毎日会席料理みたいの食べてるというイメージだったけど、意外と庶民と変わらないものを食べているんだな。 「この餃子美味いな。お替わりってできるのかな?」     
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