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「このお味噌汁凄く美味しいよ、ご飯も麦が入っていると食感が良いね、大根の漬物も酸味と甘みがあって、ご飯がはかどる。楓は本当に料理が上手だね。この時代は電気炊飯器もないから、ご飯炊くのも大変でしょ?ありがとう!」
「そんなに褒めて貰えるなんて思ってなかった、やっぱり誠司は優しいね?。楓の目に狂いはなかったよ。」
昨日のことが嘘のようにデレデレな楓にまたドキドキしてしまった。怒ると本当に怖いことはよく分かったから、円満な夫婦生活を送るには、なるべく怒らせないように注意が必要だな。
「今日から早速、昨日の法人化の件で動き出そうと思うんだけど良い?」
「うん。そっちは今日から全部楓に任せていいかな?必要なものは用意するから。」
「ありがとう!じゃあ誠司が世界一のお金持ちになれるように頑張るね!」
「世界一まではいらないけど、期待してるよ。それと今日から外に出るときは楓にも護衛が付くからよろしく。」
楓なら本当に世界一になってしまうような気もするが、いくら未来人でもまだ18歳の女の子だから、流石にそこまではできないだろう。
「うん、わかった。護衛ってどんな人?」
「えっと、前にクーデター未遂事件のときに楓の警護をしてた二人覚えてる?」
「うん、女の陸士長と三等陸曹でしょ?覚えてるよ。あの二人が楓の護衛になるの?一人は怪我してたけど大丈夫?」
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