序 章:タイムスリップ

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『そんなところですね。さっきの話ですけど、みなさんで新しい戦略シミュレーションゲームのクローズテストに参加してみません?』 「あぁ、そういうこと。戦略シミュレーションか~。ん~・・・、あんま得意じゃないけどクローズテストは興味あるかな。」 おっ、さっきまでイラついていた藤井先輩がこの怪しげな勧誘に興味を持ったようだ。 「俺は戦略も好きだぜ!せっかくだし参加しようぜ!」 小川先輩は戦略シュミレーション好きだから食いつくと思った。何回か太平洋戦争が舞台の艦隊戦略シュミレーションを勧められたことがあった。俺は断ったけど、翔は一時期結構ハマってたみたいだ。 「いいっすね!クローズテストなんて一般人普通参加できないし、すげー貴重だから参加しましょう!」 やはり翔も乗り気だ。俺は若干怪しいなとは思っていたけど、他のみんなは乗り気なので仕方なく付き合うことにした。  全員がクローズテストへの参加を承諾したところで、急にゲームをしてたPCのモニターがブラックアウトした。 みんなの声が聞こえてるからボイチャは繋がったままになっているみたいだ。 なんだろう、ロードが長いのかなって思っていたら、急に視界が真っ暗になり意識が遠のいていった・・・。
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