34人が本棚に入れています
本棚に追加
食べながら話をしている時、出身地の話になった。
「えっ蜂谷くん出身関西なの!?」
「はい。学生時代からずっとこっちに住んでるので、さすがにもう方言出ないです」
「……聞いてみたいなぁ……ダメ?」
…この人、本当に無自覚なのか?
?を染めて上目遣いで可愛くおねだりされて、断ることが出来る男なんているのだろうか。
何を言えばいいのか聞くと、恥ずかしそうに答える。
「…あのね、励ましてほしいな。今日もよく頑張ったね、明日も頑張れって感じで…」
……何か、落ち込んでるのかな。
この間も元気なかったし…。
「……よう頑張ったな。明日も頑張りや」
……これは!!
言ってみたはいいけど、めちゃくちゃ恥ずかしいヤツだ……。
チラッと山辺さんを見ると……
真っ赤な顔になって、目が合うと恥ずかしそうに俯いた。
…こ、この反応って……!!
もういくしかない!!
「連絡先教えて下さい!」
…これが自分の精一杯。
でも無事に連絡先をゲット!
脳内ではレベルアップのメロディが鳴り響いていた。
最初のコメントを投稿しよう!