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はい、問題です!
私が今、直樹サンのご自宅で大人しく座って待っているのはなぜでしょう?
チチチチチチチチ(←タイムリミットカウント中!)
チュドーン!
正解は……
夕飯を作るから大人しく待っていろと、俺様的に命令されて、ついついドキッとして頷いてしまったからである。
でもね?
待っている間に読んでいいぞと渡された、私は未読で直樹サンは既読の
らめぇーーーーーーーーっ!!!
な小説、読める?
もしも、ウキーッてなって身悶えするほど恥ずかしくてキュンキュンして転がりまわりたくなるようなシーンがあったら、どうする?
転げまわって、床をバンバン叩いてウケてもいいものなの?
白い目を向けられたらなんか嫌じゃない?
そんなことを考えていたら
らめぇーーーーーーーーっ!!!
な小説を読めなくて、読んでみたものの文字が頭の中にスーッと入ってこなくて、右の耳から左の耳へ、左の耳から右の耳へと通り過ぎていく直樹サンの言葉のように、頭のどこにも文字が残らなかったから潔く読むのは諦めたのさ☆
キッチンで作業中の直樹サンの後姿を見ながら、先日、ついついお尻の谷間に手を這わせたときのナイスリアクションを思い出して、自分の右手に挨拶してしまった。
先日は、お疲れ様でした!
右手もぺこりと挨拶をしてくれる。
本日も直樹サンのお尻に特攻を仕掛けたいですか?
右手が私に返事をくれる。
ぺこり☆
それでは、行ってらっしゃいませ~。
ぺこり。
気が付かれないように、そうっとゆっくりと直樹サンに近づく。
経年劣化で床が鴬張りになっていないか、細心の注意を払って一歩一歩ゆっくりとじりじり近づいてく。
だんだん標的(直樹サン)が大きくなっていく。
私は、どうして中腰で近づいているのだろうか。
細かいことは気にしない。
ドキドキしてきた!
もしかして、私、直樹サンのこと、好きになってる!?
気配を殺せ!
呼吸を止めろ!
そうっと、そうっと。
でも、最後は勢いが大事だよね、ミギーさん?
ぺこり。
本日の目標も先日と同様にお尻の割れ目。
だけど、本日はもう一段階レベルアップでア●ルを狙え!
これは訓練ではない、繰り返す、これは訓練ではない☆
ほらほら、憧れの新藤さんも降臨してキタ!
ミギーよ!
いざ、出陣っ!!!
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