決戦の土曜日 part2

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直樹サンは普通サイズ。 らめぇの中の定番はやっぱり巨根なわけだけど…… 普通サイズか……。 普通サイズもありだな。 粗チンやポークビッツなわけじゃないんだし。 いやいや、むしろ、ちっぱいを愛でる人が世の中にはいるように、粗チンやポークビッツにも可愛らしさがあるかもしれないし、大事なのは大きさじゃなくて硬度かも☆ 気まずい空気が流れてしまった食卓。 無言でナスを食す直樹サンの様子をチラ見。 盗み見たハズが、バッチリ目があった挙句、軽く睨まれた。 「なんだよ!」 こめかみに血管マークが浮き出てそうな感じの物言い。 「いやぁ……ドンマイ☆ よく考えたら大きくなくても楽しめるかなって思って☆」 「慰めてくるんじゃねーよ! だいたい、粗チンとかポークビッツとか、口から出てたぞ!」 なんとっ!!! 「で、どれくらいの大きさなの?」 「知るか!」 「なんで知らないの? チン長とかチン囲とか、あるでしょ? 知らないと困るでしょ?」 「困らないだろ! どんな場面で困るのか教えてくれよ」 「えっ? 避妊具買うとき? って、もしかして、買ったことないんだ……カワイソー、童貞だったんだね……」 「童貞じゃねーし! 買ったことあるけど、普通サイズだって言ってるだろ」 直樹サンが怒れば怒るほど、面白い。 もしかして、私ってばM希望なのにSっ気もあるのかしら。 それとも、直樹サン限定? 好きな人は虐めたくなるってやつ? ん? 首を傾げて数秒、考えてしまった。 好きな人? 私って、この人のこと好きなんだっけ? 「普通サイズって言った後に首を傾げるの、ヤメロ! 普通サイズじゃ不満なのかよっ!」 ん? 「あっ、ゴメン。今、重要なことを考えていたハズだけど直樹サンの大きな声で吹っ飛んだ。なんだっけ?」 「だから、サイズの話だろ」 「まだそんな卑猥な話を続けたいなんて変態だね☆」 「碧ちゃんに言われたくねーよ!」 「じゃぁ、誰に言われたいの? やっぱ巨乳の子? むっちりが好き? ガリガリが好き? 脚が好き? お尻が好き?」 「碧ちゃんが好きに決まってるだろ!!!」 唾が飛びそうなほど勢いよく告白されました! 生温い視線を送ったら、直樹サンが黙ってナスの甘味噌炒めをまた食べだした。 ドキっとしたのは、黙っておこう。 直樹サンのお箸で体の敏感な部分を摘ままれて食べられたいと思ったのも内緒にしておこう。
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