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なぜ私は微動だにせずにソファーに座っているかというと、無料で食事を提供してもらったのだし、洗い物ぐらいはしようとお手伝い志願をしたのだけれども……
大人しくソファーでじっと座っておけ
と、ソファーを右手の人差し指でビシッと指差ししながら顎でもソファーを顎指しして、さらには眼光鋭く目でも座れと命ぜられたのである。
そんなに私には見せられないモノがキッチンに隠してあるのかと興味津々だけど、それを悟られたら家探しできるチャンスはなくなるわけで……
大人しく座っているわけであります。
それにしても、キッチンに私を入れさせないその心境はどういったモノだろう……?
冷蔵庫の中にテ●ガでも隠しているのか?
それとも、食器棚の中に●ンガでも隠しているのか?
はたまた、流しの下にでもテン●を隠しているのか?
別に見つけてもなんとも思わないのに……。
いや、ちょっとは思うところがないわけじゃないけど……。
つまり、ソレで致しているところを見せて欲しいという欲求がないわけじゃない。
さらに、ソレで致している直樹サンをお手伝いして、直樹サンを
らめぇーーーーーーーーっ!!!
って言わせてみたい☆
らめぇって言われて止めてあげられるほど、天敵期間が短かったわけじゃないから、これ幸いに苛め倒したいっ!!!
グフフッ。
「おいっ、碧ちゃん」
「ヒィッ!!! べっ、べつによからぬことなんて考えてないからねっ! どっちかっていうと気持ちいいことしか考えてないからねっ!!!」
「……俺はこの発言にどう返事をすればいいんだか……」
ブツブツ言いながらソファーの隣に当然のように座る直樹サンのために精一杯ソファーを空ける。
「おいっ、なんで逃げるんだよ」
「あっ……いやぁ、なんとなく?」
「なんとなくで逃げられる気持ちになってみろよ、せっかくコーヒー淹れてきてやってこの仕打ちって……」
「メーンゴ!」
「反省の色、なしだな。お仕置きしてやりてぇ」
お仕置きされてぇっ!!!
らめぇーーーーーーーーっ!!!
って言いてぇっ!
ヘイ!
キャモンっ!!!
ファック ミーッ!!!
言えるわけがない。
まだ、草原になってないもんね、オシモっ☆
コーヒーでも飲んでこのムラムラした気持ちを落ちつけよう。
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