憧れのあの人のようになれたなら……

コメディーなこの人は……

日曜日の午前中に、実家を出た。

下界の駅まで送って行くと父親に言われたけれどもバスで帰るからとお断り。
往復にかかる時間を考えると、申し訳ない気持ちがするというのは建前で、車で送られたら余計な荷物を持たされること請け合いだからである。

牛田家の畑で獲れた野菜を持たされるのは有り難いけれども、一人暮らしには量が多いし、それを持って電車に乗るのも正直、邪魔になる。

今回に限っていえば、昨日、アニーとひーちゃんに、たんまり野菜を渡していたから私に持たされる量は少なかったかもしれないけれども……。

バスを乗り継ぎ、三河の某都市の某駅前に戻って来た。

山奥の空気は新鮮だったけれども、ぎちぎちに小さなビルが立ち並ぶこういう光景の方に慣れてしまった今は、こちらの方に帰って来たという感情を持つ。

このまま帰ってもいいけど……どうせ自宅に帰ったところで予定もないしなぁと、サンクチュアリに向かった。

金曜、土曜と煩悩を捨て去って田舎の新鮮な空気を吸っていた反動で、ムラムラするようなモノが読みたくてたまらない。

らめぇーーーーーーーーっ！！！

な小説か漫画を入手して、自宅に帰ったら煩悩の赴くままにトリップしたい。

新藤さんと私がサンクチュアリと崇め奉る名古屋のサンクチュアリの方が品ぞろえは豊富だけれども、金曜日にサラッとチェックした感じだと私の所望するような品が皆無というわけでもなかったから……ムフフ。