0人が本棚に入れています
本棚に追加
今、この建物内に流れている曲は普段愛用しているプレイミュージックの中にある曲の一つだった。おそらく、ハッキングを介してデータ内の曲を流しているのだろう。
『だから、これで許して』
「わかった、もう気にするな。それに、なかなかいい選曲じゃないか?」
流れている曲は、お気に入りの中の一つだ。
Coldplay『Viva La Vida』
エレベーターの扉が開き、サーバーコントロールルームへと続く廊下が現れる。すでに先回りをしていたアンドロイドが一斉に攻撃を仕掛けるが、事前に知らされていた情報のため、アンドロイドよりも一歩先に攻撃を仕掛ける。
5体のアンドロイドを倒し、そのうち1体は無傷で無力化をする。そのまま真っ直ぐ進みサーバコントロールルームへとハッキングして進む。サーバーコントロールルームには一切人はおらず、中にあるのは殺伐とした白い空間にはめ込まれた機械と中央に置かれた円柱型のコンピュータのようなもの。
結局、ここでも生きた未来人と出くわすことはなかった。
「さて、曲も盛り上がってきたし、行くとしますかね」
背中に背負ってあるリュックからパソコンを取り出し、ゴーグルに表示される指示を受けながら操作を始める。そして、中心におかれたサーバーと有線で接続をして、操作を始める。
最初のコメントを投稿しよう!