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後ろで腕を掴まれ、そのまま拘束される形で腕をねじ伏せられようとするがアンドロイドの腕に銃口を向け、腕を吹き飛ばすととっさにアンドロイドの胸を足で蹴り頭を思いっきり吹き飛ばす。
「イッテェな、クソアンドロイドめ....」
『電力システム掌握99%....100%完了。全電力を掌握完了。陽動作戦中の全レジスタンス部隊に情報伝達完了、外部の全防衛電力の遮断を確認。突入準備完了』
「おい、どういうつもりか教えてもらおうか? ん?」
『エレベータに向かうことを推奨。ここでその話をしても時間の無駄と判断』
「くそっ、お前なんか大っ嫌いだ」
軽く悪態をついてゴーグルに表示されるがままにエレベーターの前に到着するとすんなりとエレベータの扉が開く。そのまま乗り込み、ハッキングしたままのプログラムでサーバーコントロールルームまで上昇してゆく。
一人エレベーターに乗り無言のままサーバーコントロールルームまで上昇しようとすると、何かが聞こえてくる。イヤホンからかと思ったが、どうやら違うらしい。耳からイヤホンを外し、耳を澄ますとそれはとても聞き慣れた曲だった。
「何のつもりだ?」
『....ごめんなさい。いたずらにしてはひどかったと理解している』
「あぁ、俺も言い過ぎだったよ。謝る」
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