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一応、少女にも立派な薬剤師になるという夢があり、資格取得の為にお金を貯めている最中なのですが……
こんなにお客さんが少ないのでは、いつ目標金額まで貯まるのか皆目見当がつきません。
朝起きて、顔を洗い、朝御飯を食べ、店番をする。
この退屈な日々の繰り返しが、いつまで続くのか? それは、誰にも分かりませんでした。
──ぎぎぃぃ。
少女が自身の未来に憂いていた所、再び扉が開きます。
お客さんが入って来たのです。
こんな短時間に別のお客さんが来たのは珍しいと、少女は顔を上げました。
「あっ、いらっしゃ……」
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
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