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〇(フラッシュバック)とある町中(夜)
首から血を流して倒れているソフィアの母親。目は虚ろになっている。
〇町中(朝)
ソフィア「あぁ……、あぁ……」
唸りながら走り出し、ソフィアに近づくグール。
銃声が響く。
グールは後頭部から倒れ、足を放り出す。
ソフィアが後ろを振り向くと、ウィンチェスターを構えているリオがいる。レバーを引いて排莢する。
リオ「ソフィア!」
ウィンチェスターを下ろして、ソフィアに駆け寄る。
リオ、ソフィアの肩を掴む。
リオ「おい! 大丈夫か?」
ソフィア「り、リオ! グールが!」
リオ「分かってる! いいか? 駅に列車が来ている。そこに逃げるんだ。アルバートさんや他の保安官もいる」
ソフィア「分かった。リオは?」
リオはソフィアの肩から手を離す。
リオ「俺はなるべくグールを倒してから行く。大丈夫だ。ソフィアは先に行くんだ!」
リオは走り去っていく。
ソフィア「リオ!」
走っていくリオを追おうとするソフィア。
ソフィア「カタリナも連れて来ないと」
〇保安官詰所の中(朝)
牢屋の中にいるカタリナは立ち上がって、落ち着かない様子でいる。
カタリナ「なんだ? 何が起こってる?」
扉が思いっきり開く。そこにはソフィアがいる。
ソフィア「カタリナ!」
カタリナ「ソフィア!」
ソフィアはカタリナの元に駆け寄る。鉄格子を握る。
ソフィア「グールが! グールがたくさんいるの!」
カタリナ「どうして!?」
ソフィア「分からない! みんな襲われてるの! ねぇカタリナ。あなたならなんとか出来るでしょ?」
カタリナ、真剣な表情になる。
カタリナ「鍵を壊して」
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