第1話

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〇保安官詰所の中(朝)    牢屋の鍵は外れており、扉が開いている。    カタリナはSAAが入ったホルスターのベルトを締めている。    締め終わると、ホルスターからSAAを2丁取り出して、シリンダーをスイングアウトして弾丸を確認する。 カタリナ「弾は抜かれてない」    手首を捻ってシリンダーを収め、ホルスターにしまう。 ソフィア「いけそう?」    心配そうにカタリナを見つめるソフィア。 カタリナ「大丈夫。私がなんとかする。ソフィアはここにいて」    頷くソフィア。    カタリナ、扉を蹴り開ける。 〇町中(朝)    扉の音に、周辺にいるグールは一斉に振り向く。    カタリナはSAAを2丁抜いて、2体のグールに向かって撃つ。    2体のグールはひっくり返って、動かなくなる。    周辺のグールは一斉に、カタリナに襲い掛かる。    カタリナは顔の前で銃をクロスさせる。 カタリナ「キーパーの名にかけて!」    カタリナは走り出して、1体、また1体とグールを撃ち倒していく。    正面から襲ってくるグールは、蹴って怯ませ、回し蹴りをして倒す。そして頭を撃ち抜く。    左右から迫るグールは、腕をクロスさせて数発発砲。グールを撃ち倒す。    カタリナはSAAをガンスピンさせて排莢。そしてホルスターに装備してあるスピードローダーを使ってリロード。    すぐさまSAAを構えて数発発砲。グールを倒していく。 〇保安官詰所の中(朝) ソフィア「す、すごい……」    保安官詰所の窓から、ソフィアはカタリナを驚きの表情で見つめている。    突然、保安官詰所の壁が突き破られる。 ソフィア「きゃあぁ!」    ソフィアは少し吹き飛ばされ、倒れる。    突き破られた壁から、ブレイカーが侵入してくる。    ブレイカーは、普通の人より筋肉質になっており、肌はどす黒くなっている。 ソフィア「ぐっ!」    ソフィアは立ち上がろうとするが、苦悶の表情を浮かべる。立ち上がれない。    脚に、木片が刺さっている。    ブレイカー、一瞬でソフィアに近づいて拳を振り下ろす。 ソフィア「ひやぁ!」    拳は地面にめり込む。    ソフィア、転がって何とか回避する。    ナイフを取り出してブレイカーに向けるソフィア。    ブレイカーはゆっくりとソフィアに近づく。
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