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「僕をですか……あのっ話してあるんですか」
「勿論よ、食事も注意が必要だし運動も控えないとならないでしょう」
ニコニコと僕がお世話に成っている施設の施設長がいう。
「……ですが、僕」
「問答無用よっ、アナタの世話は大変だし何よりもこんないい話ないわ」
ニコニコと笑っていた施設長の顔色が変わり、鋭くキツい目をして僕を睨み付けてくる。
「ーっっ」
「それに、18歳に成ったら此処を出ていくのよ、なのにアナタの身体じゃまだ普通に仕事なんて出来ないでしょう」
俯く僕、だって本当の事だから。
僕の身体は普通じゃない、腎臓肝臓心臓の移植をしたんだ。
まだ三歳の時だった、僕の意思ではなくって両親の同意で。
僕は産まれてから、直ぐに三っつの臓器が正常じゃないと分かった。
それから三歳のある日、僕は移植手術により普通の生活を送れるようになった、まだ制限はあるけど、人並みに生活を送れるようになった。
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