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ガチャ。
ドアを開けた途端、ぎゅっと私を強く抱きしめる彼。
「未亜、会いたかったよ!」
「ちょっ……! 大げさな。おととい、会ったばかりでしょ」
「そうだけど。ほら、俺って、美亜のこと、めっちゃ好きじゃん。だから、毎日が新鮮なの」
「あ、ありがとう」
「だから、きのうはごめん」
「別にいいよ、だって仕事でしょ」
「うん。美亜が理解ある彼女で感謝してる。愛してるよ」
「……うん、私も」
これはホント。
彼の背中にゆっくりと手を回す。
そして、キスを迫ってくる彼────。
ヤバイ!
この流れだと、ベッドに運ばれて彼と久々のセックス。
その前に、すでに別の男がベッドを占領してる!
彼に、この先を通すわけにはいかない。
絶対!
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