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「あっ……!」
首筋にまとわりつく、ざらついた舌の感触。舐めて吸われた時の圧迫感で腰が痺れた。
「ひっ! ……?」
腹の辺りを滑る、冷んやりした感覚。恐る恐る目線を下げると、スカートの中に手を突っ込まれており、肌色のストッキングを履いた足が豪快に空気に当てられていた。
華生がぎょっとしていると、顔を上げた一彬と目が合う。
「悪いが……やめんぞ」
一彬は濡れた声で告げる。余裕がなさそうに血走ったその瞳は、野生の狼のようだった。
両手を上に伸ばさせられて、首から服をすっぽ抜かれる。毎回クリーニングに出している繊細な部類のワンピースだが、躊躇なくその辺に投げ捨てられた。
「…………!?」
どうやら一彬にとって、下着を脱がすのは簡単らしい。ろくに見もせずに、キャミソールもストッキングも作業のように取り去ってしまう。
「体勢を変えるぞ」
華生が返事をする前に、一彬が彼女をひっくり返す。ブラジャーの金具が外れると、彼はもう一度彼女をひっくり返し、だらしなく肩に引っかかるそれを引き抜いた。
「……動くなよ」
ついに一彬は彼女のショーツに手を掛ける。羞恥心が働き反射的に足を貝のように閉じてしまったが、成人男性の前では抵抗も空しく、無理矢理こじ開けられてあえなく抜き取られてしまった。
とうとう彼女は、産まれたままの姿を一彬の前に晒す。
覚悟して来たとはいえ、こんなに性急に脱がされるのはあんまりだ。
華生は手で胸と秘部を隠し、身体を背けて丸まってしまう。
「ああああまり……見ないでください……!」
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