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「……馬鹿が……」
一彬が華生の頼りない身体を抱き締めると、華生の震えが止まった。
「かずあき……にいさま……」
一彬の腕に強い力が篭る。
「契約したろう。七年前のあの日から、お前は俺の妹だ。それは絶対に、揺らぐことはない」
華生の瞳から熱い涙が溢れた。彼女は一彬のシャツを濡らしながら肩にしがみ付く。
「一彬兄様……!」
絶やさない。貴方と私の繋がりは、絶対に。
……貴方の隣にいつか、いられなくなってしまっても。
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