四章

16/34
前へ
/264ページ
次へ
一時間後、華生が喋りすぎでクタクタになっていると交代のクラスメイトがやってくる。 「嶋木さん、交代だよ」 「ありがとう、それなら後は任せるね」 華生はエプロンを外して鑑田にコールをした。 「終わった?」 僅かワンコール。反応が早すぎる。 「は、はい! 今どこにいらっしゃいますか?」 「体育館、劇観てたんだ」 「わかりました。すぐ行きます」 華生はいつもより騒がしい体育館に向かって小走りをする。
/264ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1332人が本棚に入れています
本棚に追加