9人が本棚に入れています
本棚に追加
第3章 守りたい人が出来た時
シルビアはこんなに必死に守る藍人を守りたいと心の中で感じた。
そんなシルビアは藍人にある提案を持ちけた。
「なぁ…藍人」
藍人はボコボコに殴られて腫れ上がった顔でこちらを向いた。
「どうしたの?」
シルビアは真剣な顔で藍人に言った。
「オレの主人になってくれないか?」
藍人は笑いながら言った。
「主人にはならない、僕がしたかったからシルビアを守っただけだから…従わせる立場にはならない」
シルビアは藍人に説明を始めた。
「オレは今元々いる主人との契約で奴隷として結ばれている…この地上で自由に出来るのももう少しだろう…ただ新しく主人ができれば!」
藍人は悩みながら繰り返し言った。
「僕は君の主人にはならない…」
最初のコメントを投稿しよう!