第3章 守りたい人が出来た時

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第3章 守りたい人が出来た時

シルビアはこんなに必死に守る藍人を守りたいと心の中で感じた。 そんなシルビアは藍人にある提案を持ちけた。 「なぁ…藍人」 藍人はボコボコに殴られて腫れ上がった顔でこちらを向いた。 「どうしたの?」 シルビアは真剣な顔で藍人に言った。 「オレの主人になってくれないか?」 藍人は笑いながら言った。 「主人にはならない、僕がしたかったからシルビアを守っただけだから…従わせる立場にはならない」 シルビアは藍人に説明を始めた。 「オレは今元々いる主人との契約で奴隷として結ばれている…この地上で自由に出来るのももう少しだろう…ただ新しく主人ができれば!」 藍人は悩みながら繰り返し言った。 「僕は君の主人にはならない…」
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