あなたは今何を

紡

同じようにあなたも
私と似ていると思ったことでしょう

子犬のような目をして
君は似ていると囁く

私はね、私はね

不器用に話を始める私
自分のことなんて話す機会もなかったから
上手く言葉が見つからない

言葉を探す沈黙さえも
最初から分かっていたよというように
あなたは優しく構えて
優しく待っていてくれた

その時間が心地よくて
感謝をあなたに