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2人は楽器屋やライブハウスで知り合った同年代の仲間に声をかけ、
スタジオや小さなライブハウスで仲間内だけでライブをやるようになった。
オリジナルなんてないから、最初はコピーだ。
忍は流行りのガールズバンドのコピーでギターボーカルなどをした。
でも、ガールズバンドのコピーをしたかった訳じゃない。
好きな男性ボーカルのコピーをしても、
その歌を歌う自分の声が女なことが気持ち悪かった。
好きなエレカシもレディオヘッドもレッチリも、歌うと声高くてなんか違う、、キモい、、
男声になりたくていつも悔しい思いをしていた。
それでも初めは音を出してみんなで音楽できるだけで楽しかった。
でも忍はやっぱりいつか、自分の曲を作って、自分のバンドを組みたかった。
どうやったらできるだろう。
とりあえず自分の声を男声に変えて、、
と思ってデス声を出しまくってみたことがあったけど、
喉が潰れて痛いだけだったのでやめた。
そんなことを模索しながら、毎日練習したりライブしていた。
一年が過ぎ忍たちは2年生になった。
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