お笑い芸人ランキング Aランク編 今田耕司

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芸歴で言えばウンナンとは一応同期なのだが、芸能界でのウンナンの立ち位置はダウンタウンとほぼ同格であり、ダウンタウンの二人もウンナンを同格に扱っているため、今田は兄貴分に気を使ってウンナンに敬語を使うという形を取り、ウンナンは今田を後輩として認識している(言われてみれば、ごっつで『兄貴』というコントもあった。松本がヤクザの兄貴分で、今田がその舎弟という設定。今田はその設定を現実でも忠実に守っているのだろう)。 爆笑問題は芸歴で言えば今田より下なのだが、何故か爆笑問題の二人は今田を呼び捨てにし、今田は『太田君』『田中君』と二人を後輩として扱っているという不思議な現象も見られる。これは爆笑問題の二人が、芸歴より年齢を基本に敬語を使っているからであり、芸能界の立ち位置や事務所の方針、各々の考え方の違いなどから起こる、芸人の面白い関係の一つである。 ちなみに、板尾やほんこんとも同期だが、年上ということもあり二人には敬語を使っている(ほんこんとは昔『ダブルホルモンズ』というコンビを組んでいたため、板尾より気安いのか、タメ口混じりの敬語である)。 また、木村祐一は今田より年上だが、芸歴は今田が上なので、木村が今田に敬語を使っているという関係性である。 吉本では芸歴が上下関係の全てであるため、例えば若くしてデビューした山田花子や千原ジュニアなどは年上の後輩がたくさんおり、こういった芸人同士の微妙な上下関係は面白い。 本題に戻ろう。 ボケとツッコミは共にAランク。どちらも屈指の安定感を誇っている。 Aランクに留まった理由としては、器用ではあるが笑いの爆発力に乏しく、腹を抱えて爆笑できるまでには至っていないところ。     
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