第二章 救出

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第二章 救出

/***** イサーク Side *****/  俺は今猛烈に後悔している。  逃げるのが正解だったのではと思い始めている。しかし、逃げられるものではないと理解もしている。  ガーラントが小声で教えてくれた。  聞かなければよかったと思った。  俺たちを案内した4人だが、エントとドリュアスだという事が判明した。その上位者が居るという事は、エルダーエントである可能性が高い。  エルダーエント。  ”万物を知るもの”。”森の賢者”。そして、ブルーフォレストの支配層の一角。  それを従える者が居る。  俺たちは、岩山の下にできていた、屋敷で、カズト・ツクモ殿が戻ってくるのを待っている。対応してくれたスーン殿の話では、2-3日で戻ってくるだろうという話だ。その間、この屋敷で待っていて欲しいという事だった。安全は保証されているのだろう。魔物など出てきていない。部屋は3部屋。俺とナーシャで一部屋。ピムとガーラントで、別々に部屋をを使うことにした。一部屋に一人メイドが付いている。  風呂に入る事を進められた。     
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