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第四章 発展
/*** イサーク Side ***/
「大丈夫か?」
後ろから来てる、ナーシャとガーラントとピムを見る。
皆無事のようだ。
「ピム!」
「うん。大丈夫だよ」
ここまで逃げれば大丈夫という事だろう。
少し落ち着こう。ツクモ殿には感謝しなければならないな。収納袋がなければ、こんなに早く移動できなかっただろう。
収納袋の中から、簡易テーブルを出す。
人数分の椅子も用意されている。料理は無いが、食材なら入っている。ガーラントが、なにか簡単に作るようだ。
「ねぇイサーク。イサークってば!!」
「ん。あっナーシャか、なんだ?」
「さっきから呼んでいるのに・・・何考えていたの?」
「ん?あぁどうやって領主に、ツクモ殿の話をしたらいいのかと思ってな」
「え?普通に話せばいいと思うけど?」
「その普通がわからないから考えていたのだけどな」
俺たちが主張すれば、会ってくれる可能性はすごく高い。
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