序章

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 カルラは、この店ができたときからのメンバーだ。俺に対して、容赦がないのも特徴だが、それ以上に、短くしている髪の毛も特徴的だ。髪の毛の色が3色で「白・茶色・黒」になっている。全体的に黒いが、前髪の部分が白で右側の半分位から茶色の髪の毛になっている。  そして、一番の特徴が、猫人族の特徴とも言える猫耳がある事だ。身体は、すこし小柄で140cm程度で”体重は秘密”だと言っている。カルラ自信は、”長く綺麗な3色の尻尾が自慢”だと言っている。  そんな、猫人族のカルラは、元々は王家に仕える身分だったが、訳あって店番兼秘書の様な事をやっている。俺の事を、”おじさん”などと呼ぶが年齢はそんなに変わらないはずだ。ただ、年齢を聞いても”16歳”と答える。出会ってから10年以上経つが未だに、”16歳”は不自然すぎる。 「おじさん。今、失礼な事考えなかった?」  そして、すごく感がいい。 「いや。何も・・・。それで、今日の予定は?」 「いつも通りです。」 「えぇぇぇ。また王城に行くのか?面倒だよ。そろそろ、向こうの技術者でなんとかなるでしょ?ほら、昨日だって、俺何もしなかったよ?」  この店は、魔法商店となっている。魔法に関する事なら”なんでも”取り扱う魔法の何でも屋だ。  本来なら、王城で仕事をするような人物でもなければ、店でもない。子供の時からの知り合いに頼まれて、王城での仕事を続けている。     
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