恋のはじまりは0cmから

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一方で、直人(なおと)は熱っぽい瞳で見つめながら、莉緒(りお)の耳からアゴのラインを右手で撫でる。 「なあ、莉緒」 その声色は、ひどく甘い。莉緒は思わず背筋が震えた。 そんな戸惑(とまど)いなど気にする様子もなく、直人は耳元でそっと(ささや)いた。 ──0cmの距離から、オレと恋愛せえへん? 『恋のはじまりは0cmから』完
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