4.お友だち

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日差しを反射する金髪が眩しい。その下の笑顔も眩しい。 …何か、キイくんって女の子のお友だち多そうだよね。モテそう。 「おれ、勉強全然ダメだから、出席日数だけはと思って授業出てんだけどさ、」 「あぁ…あ?今は?」 キイくんが普通に話すから聞き流しそうになってたけど、今って授業中だよね? 「え?今?いーのいーの。出欠取らないから」 「あー、間島?」 「そうそう、マジー」 社会の間島先生は、いつも出欠を取らないでテスト結果だけ見てるんだって。だから、キイくんは出ても出なくても変わらないらしい。 …そんなにテスト良くないのかな? 「で?」 「で?あ!そう!で、出ても全然分かんねぇから学年1位のアオ様に教えてー、って頼んだんだけど…」 チラッと隣に座るアオくんを見たキイくん。 アオくんは分かってるけど完璧に無視だった。 「やだ、って一言バッサリ!酷くね?!それでも従兄弟かよ!!」 面倒臭そうに溜息をつくと、 「…従兄弟関係無くね?」 と、アオくん。
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