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「あ!アヤだ~!」
他のクラスメイトたちが亜夜を見つけるなり、駆け寄ってくると亜夜と未央は笑顔で迎える。
「アヤ、大変だわね!一昨日のマユの披露宴に出席したばかりなのにね!今日も東京からトンボ帰り?」
「えーっ!うそーっ!」
「まあ!大変だったんでしょうね!」
真由の披露宴に呼ばれた人もいれば呼ばれなかった人もいたけど、亜夜が慌ただしい日程になったことを皆は心配してくれていた。
「あたし、営業担当だから毎日のように回ってるから!今回はそれと比べたら何でもないわ!」
亜夜は大手酒造社の営業部に所属しているので数日間で日本中を回ることもあり、強行日程にはもう慣れっこだった。
「へえ~、高校時代は大人しかったアヤはどこへ行ったの~?」
クラスメイトのからかいに亜夜も苦笑するつつも、皆の輪に入っていた。
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