10年目の事実

11/21
前へ
/257ページ
次へ
「アヤ~。今日のこと、マユから聞いたわよ。イモリに告るだって?」 「あ!それそれよ!イモリも何年前だったが忘れたけど、ウチの同窓会に来なくなったのも…」 「アヤがいないから、来てもつまらないと言ってたわ!」 「今も独身を貫いているしね」 「アヤ!あたしたち、皆は応援してるから!」 「そうよ!アヤ!ファイトよ!!」 クラスメイトに励まされて亜夜は胸に熱いものが込み上げて来て、泣きそうになった… 「皆…ありがとう…あたし、想いを伝えるわ!」 目に溜まった涙をハンカチで拭き、亜夜は周りを囲むクラスメイトにガッツポーズを見せた。
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加