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「アヤ！」
「え！？」
いつの間にマユ、ミクを含め元クラスの女子生徒が全員、背後に集まっているのに気付いた亜夜は思わず立ち上がってしまった…
「アヤ、あたしたち皆は二人の関係のこと、知っていたのよ。あの卒業式の後…イモリがアヤの姿が見えないことに気付いた途端…激しく泣き崩れてしまったのよ…」
ウェディングドレスを纏ったマユが涙声で説明すると、背後の全員も一斉に頷く…
「あれで…あたしたちはイモリがアヤのこと、好きだったんだと…わかってしまったわ…アヤ、片想いじゃなかったのよ。両想いだったわ…」
大きなお腹を抱えて涙を浮かべるミクに他の人がそっとハンカチを差し出している…
「アヤ！イモリと幸せになれよ！」
「み、みんな…」
「イモリはあれから体調を崩してしまって…二年間も休職したのよ…」
「でも、復職したのは四年前で…もう窶れちゃって…痛々しいイモリを助けてやりたくて…」
「クラス全員でイモリを助けてやろうと、集まったんだ」
「じゃ…今日の同窓会は…」
「そうだよ！イモリとアヤをくっ付けるために、全員で計画を立てたんだ！」
「あ、あたしと淳のために…？」
クラス全員が計画した同窓会と知り、亜夜は嬉しさのあまり激しく泣き崩れた…
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