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「え？行方不明？」
やっと鮎美の消息の調査を依頼していた元同僚から連絡を受けたが、行方不明との結果だった…
「ああ、祖母が亡くなってしまい、一人になった彼女は誰かに引き取られたみたいでな。どこへ行ったのかは、誰もわからずじまいだよ」
「そうか…わかった。調べてくれて、ありがとうな」
「うむ、お前が調べてくれと言われた時は、大いに驚いたけどな。でも、一人の教え子を気にしてるとはな…その子、気でもあるのかい？」
「今は言えないんだ。まだ何かがあったら連絡するから」
元同僚に詮索され、慌ててスマホを切った光夫は虚しさが込み上げてきたのか、ソファーの上に転がると手で顔を覆ってしまった…
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