女番長の本音

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最早、大いに荒れまくる朱音を止める者は誰一人いなくなったが… 「俺がやります」 朱音が三年になった春に、赴任してきた新任教師の真太郎が名乗り出た。 「喧嘩ばかりやって何になるつもり?」 「喧嘩をする暇があれば、いい事をやれば?」 真太郎は朱音に対し、手厳しく指導することなく優しく接しては優しい言葉をかけていた。 最初は真太郎に反発していた朱音だったが、次第に本当の優しさが心に染みていき… 夏休みが明けた新学期から、朱音は非行に走らなくなり真面目に勉強やボランティアに志すようになった… 朱音の変化に、離れていたクラスメイトも寄ってくるようになり仲良くなっていった… 不良グループにケンカを売られても、ボスだけ懲らしめるだけで自ら暴力を振るうことはしなくなった…
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