女番長の本音

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「真太郎…あたしを好きになったのは…?」 真太郎のマンションに着くなり寝室に連れ込まれた朱音は衣類を丁寧に脱がせる真太郎に好きになった理由を訊ねる。 「うん?好きになった理由をか?」 「婚約者がいながら、あたしに気を向けてくれた理由を知りたいの」 最後の下着を脱がされ一糸纏わない姿になった朱音は真太郎の衣類を脱がし始めると… 「最初は怖かったよ。喧嘩も強いし、特に目が獣を狙うような鋭かったのかね。でも、俺と向かい合って素直に話を聞いてくれた時は嬉しかったな。制服を正し、髪を黒くして化粧を落とした朱音を見た時は、もう朱音しか見れなくなったんだ…」 「婚約者とは、どうなったの?」 「朱音に気を向いた時点で婚約者との仲は終わってしまったんだ。俺から婚約を破棄すると伝えた時は泣いて縋りついてきたけど…暫くして諦めてくれたんだ。今は他の人と結婚して幸せにしてるんだ」 朱音が真太郎の衣類を脱がし終えると同時に、真太郎は朱音の首元に口付けしてくる…
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