忘れないで約束を…

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亜純は樹からの問いを頭の中で整理しながら、記憶とともに答えを出していく内に… ー 天谷さんは女性だから、怖くないんだ。 相手が同性だったら気持ちが軽くなるのね、と自覚した亜純はいつの間にか樹を好いてしまった… ー 天谷さん、あたしが好きですと言ったら… 樹の綺麗な顔立ちをウットリしながら、樹に対する想いが膨らんでいくのを感じていた… ー でも…同性のあたしから言われたら、気持ち悪いと思われないかな… 樹に嫌われるかも知れないの不安も拭えなかった… 手が届くくらい近くにいるのに、とてつもなく遠くいるような気がした…
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