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「アヤ、イモリに想いは?」
「え?」
酎ハイ缶を飲みながら真由はニヤニヤして亜夜の頬を突いてくる。
「あたしが知らないとでも?アヤがイモリに想いを寄せていたことは昔から知ってたわ」
「………」
真由の鋭い指摘に亜夜は言葉に詰まってしまう。
「マユ…何でわかったの…?」
「プ!だって!アヤはいつもイモリばかり見ていたからよ!あ~、アヤもイモリに夢中になってる~とクラスの子は皆、笑ってたのよ!」
「え、ええ!?」
クラスの女子生徒に笑われていたことを亜夜は恥ずかしくなり、クッションに顔を埋めてしまった。
「無理もないわね。アヤは初恋だったからね?あの時、皆で『あ!アヤが恋してる~!』と騒いだくらいだから!」
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