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卒業式が終わり、クラスメイトとの最後の別れを告げた亜純が校門を出ると、目の前に一台の車が止まり窓が開いてきた。
「亜純、約束通り、迎えに来たわ」
「先生!」
「もう先生じゃないから、樹と呼んで?」
「はい!樹さん!」
「さあ、乗って」
亜純が助手席に座ると、樹は笑顔で愛車を走らせた。
「どこへ行くの?」
「決まってるじゃない?あたしたちの恋の棲家よ?」
「あたしたち、一緒に住むのね!樹さん、愛してるわ!」
「あたしもよ。ずっとずっと一緒にいようね」
「はーい!ずっとずっと愛し合おうね!」
樹と亜純は笑顔で頷き合った。
ー 永遠の愛を違って ー
ー 終わり ー
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