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欲しい参考書が近くの書店になかったため、都会の書店まで一人で買いに出かけた小織は近くのファーストフードでパンケーキを食べていた。
「あれ?」
店を出た小織は見覚えのある背中が見えたため、立ち止まり観察していると…
「あ、違ったかな…」
岩屋先生と似た背姿だったが、振り向いた顔は精悍でキリリとした顔立ちだったため、小織は見間違いだったと思い再び歩き出そうとするが…
「岩屋 太一様、こちらです」
「え!?」
耳に先生の名前が飛び込んできたため、思わず立ち止まって振り返る小織の目には、彼に数人のヤクザ風の男たちが頭を下げている場面が…!
ー せ、先生がヤクザ!?
思いがけない先生の正体を知ってしまい、小織はザーッと身体中の血が引いていくのを感じたが、無意識のうちにスマホを取り出して場面を撮り始めた…
ー 先生の秘密をバラしてやろう!
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