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ー あたし…逃げてばかりだわ…先生にフラれるのが怖くて…
亜夜はやっと気付いたのだ…
「アヤ?」
「え…?」
「泣いてるよ…」
「え、ええ!?」
真由の心配する声に、亜夜は慌てて頬に手をやると涙が流れてるのに気付いた…
「アヤ…やっぱりイモリのこと、まだ想い続けてるんだね…」
「うん…あたし、先生が好き…」
「アヤ…もう、先生と呼ぶのやめたら?イモリはもう先生じゃないよ」
「………」
「卒業したら先生と生徒の関係は終わってるのよ。アヤ、イモリを普通に男として見たら?」
「男として…か…」
涙をティッシュで拭いている亜夜は真由に頭を撫でられながら、真由の言葉を聞き入っていた…
「アヤ、イモリに想いをぶつけ…」
「あたし、ぶつけるわ」
「アヤ!よく言ったわ!あたしも応援するわ!」
想いをぶつける決意をする亜夜に、嬉しくなった真由が抱きついて頬ずりする!
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