8人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
そしたらさ、私頭きちゃって。
もー、色々と思い出しちゃったのよ。
国語の教科書で頭叩かれたこととか、上履き盗られたときのこととか……
でも、そのうち懐かしさが勝ってね。
こんな顔してたんだな……なんてまじまじ慎平くんの顔を見つめたわけさ。
「おい、なんだよ?」
あんまりジロジロ見たせいか、なんだか知らないけど、慎平くんは顔を赤らめていた。
人って恥ずかしがるとほんとに顔が赤くなるもんなのね。慎平くんの顔、ほんとに真っ赤かだった。
でね、私は堪らずその顔をペタンって両手で押さえたの。
最初のコメントを投稿しよう!