2013年6月30日

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今、保養先から一人でかえって来ました。 自営業なんで自由がききます。 妻と娘はもう一日向こうで過ごすことにしています。 今回は少ししかなかった週末の仕事を仲間に頼んで、 金曜日から行っちゃいました。 僕はいくじがないので、 たった一日ですが、娘と別れるのには 準備がいります。 なるべく気持ちが大袈裟にならないように準備するんですが さすがに一日くらいでは、たいしたことなく終わります。 8月一か月間行かせる、一時疎開の予行練習にも多少はなったかもしれないです。 去年は移住覚悟で2か月行かせましたので、 先がわからないまま行かせましたので、 こんなもんじゃなかった。 一か月でなくならないはずの焼酎が 一週間もたなかった。 あれに比べりゃたいしたことない、 筈です。 夜の高速道路はかえって先がよく見えます。 生れてきたとき、 別れて暮らすことなんか、 ちっとも想定していなかったのに、 今そのことで頭が一杯です。 こんなことをいつまで続けるんだろう。 幼稚園はどうする、小学校はどうする、 何が待っている、 僕の頭にあるその光景は、 一体場所はどこなんだよ・・。 夜の闇は、宇宙との境がわからなくなります。 果てしなく考えは広がり、及ばず、 第三京浜のオレンジ色の街頭は 残酷に淡々と通り過ぎて行きました。 静かな夜になりました。 娘のぬいぐるみたちは暇そうです。 僕もとっても暇な夜です。 今日ホテルの廊下で見た 先へ先へ髪を振り乱して走って行く娘の姿を思い出しました。 何処へ行っちゃうんだろう、 何処へ行ってくれるんだろう、 何処かへ無事に行ってくれんだろうか、 大丈夫だろうか。 大人になった娘には 多分いらぬ心配になるんでしょうが、 いつか分かってくれるもんなんでしょうかね。 いかに親がだらしないものかを。 人生を、出会いと別れとセットにして考えるのは難しいです。 なかなかそういうふうに ものわかりは良くなれない。 いちいち心を起伏させるしかないのですが それがいやなこととも思えないのが 不思議です。 明日夕方妻と娘を駅に迎えに行きます。 もう一日をきっている。 大したことじゃない。 おやすみなさい。
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