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好きが言う通り、アルダは魔王軍と徹底抗戦をして壊滅された。魔王が求める秘石がここで厳重に護られていたのだが、俺たち勇者が加わり戦ってもなお強力な彼らを退けることは出来なかった。魔物だけだったら何とかなったはず。けれど四天王と呼ばれる魔王の配下が強かった。ちなみにアルダを襲った四天王のひとり、魔獣使いのプリシラは既に倒している。
「確かに壊滅状態にはなったけど、その後行った時におかしな爺さんいたろ」
「復興費用を恵んでくれないかって言っていたおじいさんね」
くぇrちゅいおpの言葉に俺は頷く。しかし世界の住民は何でも勇者に頼りすぎだ。なんでひとつの町の建設、復興費用を俺らが出さなくてはいけない。出してもいいさ。勿論。でも、国の援助とか、他の住民からの募金とか少しは募集したらどうなんだ!町へ行けば爺さんがのこのこ出てきて。「勇者あああああ様。よくぞ戻られた、だが町はこのありさま。復興費用をもらえないかの?」すぐに金の話だ。あの爺さんには勇者が金にしか見えないらしい。
「行ってみない事にはどうなるか分からないな」
「ああ。行ってみよう」
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