初日

2/3

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「なに・・・?」 「とりあえず行ってみよう。」 俺たちは村に向かって走った。すると。 「お、お前たち!よかった、そこを開けてくれ!ば、化け物が・・・ 「ギャハハハハハハハッ!」うわぁぁぁぁっ!来るなぁぁっ!」 その時、俺たちは信じられないものを見た。 中にいた男の首が宙を舞ったのだ。 「ひっ・・・」「嘘だろ・・・?」「あ・・・ああ・・・」 驚いているもの。腰を抜かしているもの。冷静なもの。 様々な感情が錯綜するが、皆共通する感情がある。 『恐怖』だ。 俺たちが驚いていると、扉が開く。勝手にだ。 その化け物は、森に姿を消した。 「もう、帰ろう・・・」 皆が森の外に向かって歩き出そうとした、その時。 何故か、足が言う事を聞かない。どんどん村に向かって歩いている。 「なに!これ!」 皆も同じようだ。 俺たちは、成す術なく、村に入ってしまった。 村に入った俺たちを待ち構えていたのはさっきの化け物。 すると、何か体が一瞬熱くなった気がした。 そんなことを考えていると、さっきの化け物が、 「ギャハハハハハハハハッッッッ!」 こちらに向かって走ってきた。 気が動転していて反応が遅れた。 俺は、化け物に首を飛ばされて、死んだ。 はずだった。     
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加