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「なに・・・?」
「とりあえず行ってみよう。」
俺たちは村に向かって走った。すると。
「お、お前たち!よかった、そこを開けてくれ!ば、化け物が・・・
「ギャハハハハハハハッ!」うわぁぁぁぁっ!来るなぁぁっ!」
その時、俺たちは信じられないものを見た。
中にいた男の首が宙を舞ったのだ。
「ひっ・・・」「嘘だろ・・・?」「あ・・・ああ・・・」
驚いているもの。腰を抜かしているもの。冷静なもの。
様々な感情が錯綜するが、皆共通する感情がある。
『恐怖』だ。
俺たちが驚いていると、扉が開く。勝手にだ。
その化け物は、森に姿を消した。
「もう、帰ろう・・・」
皆が森の外に向かって歩き出そうとした、その時。
何故か、足が言う事を聞かない。どんどん村に向かって歩いている。
「なに!これ!」
皆も同じようだ。
俺たちは、成す術なく、村に入ってしまった。
村に入った俺たちを待ち構えていたのはさっきの化け物。
すると、何か体が一瞬熱くなった気がした。
そんなことを考えていると、さっきの化け物が、
「ギャハハハハハハハハッッッッ!」
こちらに向かって走ってきた。
気が動転していて反応が遅れた。
俺は、化け物に首を飛ばされて、死んだ。
はずだった。
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