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「……で、今度は一体どんな任務……任務?なのよ」
「んーと、ここら辺に入ってきてるからすちゃん達をやっつけちゃいましょう、ってお話しよ?」
「……要するに私らに手ェ出そうとする馬鹿をぶちのめせばいい、って事か」
「……姫お姉ちゃん、言い方……」
「事実でしょうに。平穏に生きたい私達を勝手に狩り出そうなんて良い御身分じゃない。」
「うぅ……」
「ほーら、りこくんが怖がってるわよ姫ちゃん。スマイルスマイル♪」
「こうかしら?」
「ひっ……!」
「何でいたいけな女の子がそんな凄惨な笑顔を出来るのかしらね……」
「何よ、私だってあいつらに思うことがあるのよ、嫌な気分になっちゃうのは仕方ないでしょ」
「んもぅ。取り敢えず活動開始は明日から、粗方の拠点になる場所は抑えてあるからそこを回りましょう」
「……僕も、頑張ります……」
「……本当にりこも来るのね」
「うん……僕の力で、お兄ちゃんお姉ちゃんを守るから……」
「期待しておくわ」
「そうねぇ、で・も、アタシはお兄ちゃんじゃないでしょ?陽月なんだから、ひぃお姉ちゃんって呼んで頂戴?」
「え、と……」
「うっさい、何度も言うけどアンタはお兄ちゃんで十分よ」
「そんなー(´・ω・`)」
「あ、はは……」
「りこ、帰るわよ。陽月、ジュースご馳走様。」
「はぁい。明日は動きやすい格好でくるのよー」
「遠足行くんじゃないんだからそんな気軽に言うんじゃないわよ……」
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