第1章

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「……大体これで終わりかな?とりあえず大怪我で済まそうとは思ったけど……」 「そ、そうだね……。何人か死んじゃったね……」 「そうね……ん、陽月?」 「ちょっと疲れちゃったわぁ」 「……おい大人。立ってる子供2人を差し置いて壁に寄りかかるな」 「ひ、陽月お兄ちゃん、お姉ちゃんが走ってった後守ってくれてたもん……」 「いや、それはわかるけど……はぁ。」 「もう歩けないでしゅ……おうち帰りたいでしゅ……」 「おい大人ァ!」 「陽月お兄ちゃん……」 「ばぶー」 「しょうがない……持って帰りましょ」 「ひ、引きずっちゃかわいそうだよ……?」 「わかってるわよ。持ち上げて帰るわ。よい…しょ!」 「きゃっきゃっ!」 「はしゃぐなおっさん!!!!」 「今の陽月お兄ちゃんには、聞こえないと思う……」 「言いたくなる気持ちも汲みなさい!」 「ひぅ……」 「ばぶばぶ」 「……さっさと帰ってお風呂にしましょ。」 「うん……」
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