羽毛布団契約

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そのまま俺の前で座り、昨日と同じボサ頭の濃い隈つきの顔で黙々と食べる …さっきまではあんなに美味しそうだと思った気がするがそんなこともなかった 「…おいしいのか、それ」 ベイセル 「んぁ?、ふ、ちょっとスパイス入れすぎた」 口にもの入れながら話すなよ ーーーーーーーーーー 昔は豪華であったであろう廃れた屋敷を出て、灰色の水たまりを避けながら土道を歩く ベイセル 「あー、雨とか余計に鬱まっしぐら」 無駄にでかい灰色の傘を差しかけながら歩いているとそんなぼやきが聞こえてきた 「え、お前さんデフォルト鬱じゃないの?」
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